ECV取付

サンプル車:S14シルビアQ's後期
(LAST UPDATE:2005.1.8)
 

近所の冷たい視線を浴びないように・・・と爆音マフラー対策として、アペックスのECVを取り付けてみました。
全閉状態ではかなり静かになりました。 半閉状態ではアイドリングはほとんど変化しませんが、 走り出すと静かになっているのが体感できました。

使用した部品

商品名もしくは部品名 部品番号 価格
A'PEX ECV 155-A014

\14800

価格はすべて2005.1現在&税別
 

使用した工具

工具名 備考
ソケット 10、14、17ミリ
メガネレンチ 10、14、17ミリ 
スパナ 10ミリ
プラスドライバー  
ハンマー  
カッターナイフ  
ジャッキ  
リジットラック  
浸透潤滑剤 CRC-556など
シリコンシーラー お風呂用でも可

これがECVのバタフライ部分です。
真ん中のバタフライが開いたり閉じたりすることでマフラー音を静かにしてやるという寸法です。
今回は日産車用タイプAで通販で約1万円で購入できます。

これは操作ノブ部分です。
このようにワイヤーがバタフライ部分に接続されて、ノブをひっぱるとバタフライが動く・・という寸法です。

Now
Printing

操作ノブを取り付けます。今回は運転席の左足元上あたりに装着しました。
タッピングビス4本でしっかりと固定します。ドリルやキリがあれば下穴をあけるときれいに装着できます。ワイヤーはオーディオなどの裏側を通してカーペットの下にもぐらせると見栄えがよいです。。

次に、助手席のシートをとりはずします。

カーペットを切ると、排気温度警告灯用のメクラ穴があるのでこれを利用します。
このメクラのある位置はカーペットを触っているとわかります。ここだけボコッとしてます。カーペットはカッターなどで簡単に切れます。

※今回装着したクルマはH10年式だったので排気温度警告灯のセンサーがついていませんが、H9年までの車両には排気温度警告灯のセンサーがついているのでメクラだけではなくハーネスも通っていますのでご注意を。
またS15などはメクラもないので穴空けが必要となります。

メクラは下から見るとここにあります。

このようにワイヤーを通します。
最終的には写真のようにコーキング材で余分な部分を埋めます。

バタフライ部分にワイヤーをセットします。このときできるだけ遊びがないようにワイヤーを張ってください。

続いて下回りの作業です。
触媒の遮熱板を取り外します。○印の4本のボルトを外します(10ミリ)

次にマフラーと触媒を固定しているナット2個を外します。(14ミリ)
焼きついていることが多いのでCRCをたっぷりとかけておきましょう。

ECVを取り付けます。
ガスケットを忘れずに取り付けましょう。
排気漏れしやすいので液体ガスケットを塗ることをオススメします。

クルマにもよりますが、ECVのバタフライ部分が触媒上の遮熱板に干渉してしまう場合があります。この場合は遮熱板をハンマーなどで叩いて干渉しないようにへこませてください。
マフラーを取り付けます。
専用のナットを使って装着するんですが、マフラーによってはこのナットが入らない場合があります。その場合はマフラーのネジ穴を拡大するか、触媒のスタッドボルトをダブルナットで取り外して、M10-P1.25のボルトで取り付けるかしないといけません。どっちかというと触媒のスタッドボルトは外してしまったほうがラクでしょう。

ECV装着状態はこんな感じになります。ワイヤーがマフラー方向に出ているのがポイントですね。
ワイヤーは遮熱板の上を通したりと、取り回しは各自工夫してください。
あまりきつく曲がらず、若干余裕があるぐらいがいいでしょう。

ECVを装着するとECVの厚み(約1.5cm)ほどマフラーが外に出てしまいました。