HID流用(H1編)
サンプル車:S14 シルビアQ’s後期

今回使用した部品及び工具は以下の通り。

部品
TRDアルテッツァ用HIDランプキット
(アルテッツァ専用のステー類がついてるだけでHID部分は普通の汎用品と同じです)
アロンアルファ
耐熱金属用パテ

工具
電動リューター
電動ドリル
サンダー
ドライバー
ニッパー
普通のカッター
ノコギリ刃のカッター



各画像はクリックすると拡大表示します。

TRDのアルテッツァ用HIDヘッドライトキットです。JMSで特価で売っていたのを買いました。市販のBELOFなどよりはかなり安い値段でした(^^)


サンダーやリューターを使って台座を加工します。余分な突起物を削除し、バルブ穴を拡大します。

上:加工前の台座

下:加工後の台座


バルブ側の加工です。
HIDバーナーの黒いツバの部分をすべてカットします。カットにはリューターや電気ドリルに研削アタッチメントをとりつけてけずります。強度的に弱いのでわらないように注意します。

上:加工前
下:加工後

アロンアルファを使って台座に加工したバーナーを仮止めします。
あまり多量につけないほうがいいでしょう。


アロンアルファで仮止めした後に耐熱金属パテを盛り付けます。できるだけうすく詰め込むような形でパテを盛り付けていきます。

ユニット内のプラスチック部分の赤○でしめしている突起をニッパーで切り取ります。このとき削り粉が少しでるので注意しましょう。(うちはミスってしまいました・・・涙)
粉がでてもいいように寝そべって上下を逆にして作業するといいかもしれません(爆)

なお、このHID取り付け法の場合、そのままHIDバルブをセットすると発光位置がずれて少し前になってしまうので台座とユニットの間に2ミリぐらいのワッシャー(ナットでもいい)を挟み込んでおきます。純正のネジでは当然長さが足りないので別途用意したネジをつかいます。この処理をやらないとライトがぼやけたり、影がでたりして逆に暗くなってしまいますのでH1バルブと比較しながら発光部分の位置合わせを行ってください。





バラストのコネクタがヘッドライトユニットと干渉してしまうため、普通ならばユニットをカットするのですが、ここではユニットはカットせず、バーナーと、バラストのコネクタを改造して対応する方法を紹介します。

まずはバーナー側の加工です。
写真のようにバーナーの中心の端子にプラス線を取り付けます。普通のギボシ端子のメスを使うとちょうどいいでしょう。(写真はH4のユニットですが同様に処理してください)
外側の帯みたいになっているところにマイナス線を取り付けます。写真では白線です。ここはハンダがつきにくいので、配線のほうをグルグルっと2周ほどまきつけて締め上げた後にハンダ付けすると簡単につけれます。
バーナーからでている配線はコルゲートチューブを使って写真のように仕上げるときれいにできます。固定は絶縁テープとタイラップで。

次にバラスト側の加工です。
赤矢印
の線をコネクタの手前でザックリとカットしてください。
赤、黒、緑2本の合計4本の配線がでてくるとおもいます。そのうち緑の線2本はつないでハンダ付けして絶縁テープをまいてください。
写真のように短くカットしてから結ぶと邪魔にならなくていいでしょう。

赤線はバーナーの中心のギボシを使った線へ、黒線はバーナー外周のハンダ付けした線へそれぞれ接続してください。

バラストとバーナーの配線はあまり長くならないようにしてください。
また配線はちょっと太目なのを使うほうがいいでしょう。

※くれぐれもショートしないように絶縁には気をつかってください。
ギボシ端子、もしくは2極カプラー等を使うことをお勧めします。

実際に車両にとりつけて点灯させた状態です。これは電圧安定後の状態なんですが、写真を見る限りでは青く見えます。が、実際は黄色い光にみえます。これは遮光を行っていないのが原因かもしれません。ちなみに助手席側のハイビームはタマ切れしてます(笑)

バラストの防水加工については後日レポートします。