ヘッドカバーガスケット交換

サンプル車:KV3 サンバークラシック
(LAST UPDATE:2009.1.9)
 

サンバーを始めスバル軽自動車の定番トラブルといえばヘッドカバーからのオイル漏れです。
サンバーは斜めにマウントされていることもあって漏れやすいようです。
作業内容も簡単で、費用も2000円弱と安いのでチャレンジしてみましょう!
 

使用した部品

部品名もしくは部品名

純正部品番号 価格
エアクリーナーフィルター

13294-KA210 ×1
80691-1030  ×6

\1800
(ヤフオク)

価格はすべて2009.1現在&税別
 

使用した工具

工具名 備考
ソケットレンチ 10、12ミリ
メガネレンチ 17ミリ
液体ガスケット  
パーツクリーナー ブレーキクリーナー等でOK

ヘッドカバーガスケットセットです。
純正同等品です。

KV、KS系以降のサンバーならどれでも使えるようです。
リアバンパーを開きます。
プラグコードを抜きます。

黒い部分をつまんで引っ張ると抜けます。
くれぐれもコード部分を引っ張らないように!

プラグコードはエンジン側だけ外せばOK!

デスビ側はつけたままにしておきます。
ブローバイホースを外します。

クリップがあるのでつまんでズラしておきます。

アース線を取り外します。
12ミリです。
ヘッドカバーを固定している6本のボルト(10ミリ)を外します。

外す順番は写真の番号順(@→E)ですが、特に意識しなくても大丈夫でしょう。

年式によってはボルトの長さが違う場合もあるので、どこに使われていたボルト
なのか分かるようにマーキングしたりメモしておきましょう。
ボルトを外したらフィラーキャップをつまんで手前に引っ張るとカポッと外れます。
固着している場合はプラハンで軽くたたいてみてください。

多少オイルが漏れるのでウエスで受け止めてください。

特にエキマニ周辺にオイルが垂れると車両火災の原因にもなるので注意してください。
古いガスケットを取り除いて、溝を掃除します。
溝にはガスケットのカスなどが付着しているので徹底的にきれいにします。
長いブラシでパーツクリーナーをつけながらやると簡単にきれいになります。

今回はヘッドカバーを塗装したのでメタルクリーンにどぶ漬けして洗浄しました。
新しいガスケットを取り付けます。
溝にグイッ!と押し込むようにして取り付けてください。

ガスケットはところどころ太くなっているのでそこを重点的に押し込んでおいてください。

そうすることでエンジンに装着する際、ガスケットが外れたりしなくていいです。

液体ガスケットを角張ったところ4ヶ所(○印の所)に薄く塗ります。
そして5分ほど放置します。

放置せず装着すると液体ガスケットの効果が発揮されません。
ボルト穴のOリングも忘れずに入れます。
くぼみに対してOリングの方が少し大きい感じなのでうまい具合にいれてください。

少しエンジンオイルを塗っておきます。
そうすることでボルトを締めこんだときに噛みこむことを防げます。
ほんと、うっすらでいいです。
ヘッドカバーを装着します。

ボルトは中心から外の順番で締めていってください。

写真の番号順(@→E)で締めればOKです。

コツは一気に締めないことです。

3回ぐらいに分けて締めこんでいってください。

最終的な締め付けトルクは0.7±0.05kg/mです。

ブローバイホース、アース線、プラグコードを装着して完成です!

夏場は8時間、冬場は12時間ほどエンジンをかけずに放置しておいてください。

すぐにエンジンをかけると液体ガスケットがエンジンオイルによって溶かされてしまい
シール効果が薄れてしまいます。