機械式LSD取付 |
サンプル車:PS13シルビアK's |
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ドリフトするのに必須パーツである機械式LSDを組み込みます。 PS13での紹介ですが、R200車ならS13〜S15、R32など数多くの日産車は作業自体は共通です。(部品番号は違います) 意外と簡単なのでチャレンジしてみるといいでしょう(`・ω・´) |
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使用した部品 |
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商品名もしくは部品名 |
部品番号 | 価格 |
ATS機械式LSD(1.5WAY) | NRB-10920 | \108000 |
サイドフランジ | 38220-41F01 ×2ヶ(6穴) | \14800 |
38220-73L01 ×2ヶ(5穴) | \17900 | |
サイドベアリング |
38440-N3110 ×2ヶ | \2790 |
サイドシール | 38342-N3100 ×2ヶ | \380 |
デフカバーガスケット | 38320-40F02 | \1130 |
価格はすべて2010.1現在&税別 |
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使用した工具 |
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工具名 | 備考 | |
ソケット | 14、17ミリ | |
スピンナーハンドル | ||
鉄パイプ | ||
ハンマー | ||
タイヤレバー | バールでもOK | |
スクレーバー | カッターナイフでも可 | |
オイルストーン | 砥石でも可 | |
潤滑浸透剤 | CRC-556、ラスペネなど | |
ネジロック剤 | 再剥離可能タイプ | |
パーツクリーナー | ブレーキクリーナーでOK | |
インパクトレンチ | 14、17ミリ |
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ATSの機械式LSDです。 |
まずはデフケースカバーを取り外します。 |
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オイルを抜いていない場合は、カバーを外すとオイルが出てきますのでこのようにしてオイルを受け取ってください。k |
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オイルが抜けたらサイドフランジを取り外します。 |
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片方のサイドフランジが抜けたら、抜けた側から長いエクステションバーなどを使い反対側を打ち抜くとラクです。 ※このワザはビスカス、もしくはオープンでしかできません。 |
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ベアリングホルダーを外します。 |
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ベアリングホルダーを取り外したところです。シムの位置、数を覚えておきましょう。 |
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取り出したデフ玉です。ベアリングとベアリングホルダーだけでなく、アウターレースや、シムも一緒に外れてしまうことがあります。位置や順番など間違わないように覚えておいてください。 |
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デフ玉からリングギアを切り離します。 |
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リングギアが外れました。 |
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サイドシールを取り外します。 |
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オイルシールを抜き取ったらこうなります。 |
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何もなくなったデフケースです。パーツクリーナーなどできれいにしておきましょう。 |
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このようにオイルストーンを使うとラクチンです。デフオイルをつけてゴシゴシと磨きあげましょう。 |
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リングギアもきれいにします。このとき、歯欠けなどがないかチェックしましょう。 |
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リングギアボルトも脱脂します。ネジロック剤がついている場合はスクレーバーやカッターなどで丁寧に取り除きます。 |
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新しいサイドシールを打ち込みます。 |
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サイドベアリングを打ち込みます。 |
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ベアリングとデフ玉がツライチになるまで打ち込みます。 |
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リングギアを取り付けます。必ずリングギアボルトにネジロック剤を塗ってください。ネジロック剤は「再剥離可能タイプ」を使ってください。 |
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リングギアにはファイナル数が書かれています。このファイナルは49:12と書かれているので4.083ファイナルということになります。 |
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参考までにご紹介しておきましょう。これはラルゴなどに使われている4.625ファイナルです。 |
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いよいよデフ玉をケースに組み込みます。 赤矢印のシムを1枚抜いた状態でデフ玉を入れます。 具体的には左側に分厚いシムを、右側に薄いシムを入れた状態でデフ玉を入れます。 ※ベアリング部分にはデフオイルを塗っておきましょう。 |
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そして1枚だけ抜いていた左側の薄いシムを差し込みます。 手で差し込めるのは写真ぐらいまでなので、ここから先はハンマーを使って打ち込みます。 |
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このようにハンマーを2本つかい打ち込んでやります。決して直接叩かないようにしてください。 ※ハンマーではなく真鍮の棒をあてがうのが正式な方法です。 |
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サイドベアリングホルダーを取り付けます。 外す前にマーキングした位置と同じところに取り付けてください。 ※ベアリング側にはデフオイルを塗ってください。 |
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Now Printing |
そしてサイドフランジを取り付けます。単純にプラハンなどでコンコンと打ち込むだけです。 今回は左右とも同じフランジを使いました。 |
Now Printing |
歯当たりのチェックをします。 光明丹やポスターカラーなどをデフオイルに溶き、リングギアに塗ります。 そしてコンパニオンフランジ(プロペラシャフトがつくところ)を回し1周させます。 どの歯も歯の中心あたりに当たっていればOKです。 |
Now Printing |
次にバックラッシュ測定をします。 ダイヤルゲージとゲージスタンドを取り付けます。リングギアの歯に対して直角になるようにゲージをつけます。 コンパニオンフランジを固定してサイドフランジを動かすとカコカコと動くので、その動く幅をチェックします。 0.10mm〜0.25mm程度であば問題ありません。0.25mmを超えたらシム交換をして調整してやる必要があります。 |
デフケースカバーを取り付けます。 |
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