ピロアッパーマウント |
サンプル車:PS13シルビアK's |
走行中、ガタガタと異音が発生しはじめたのでピロボール交換をしてみました。 サンプルは「テイン HE DAMPER」「テイン HA DAMPER」「クスコ COMP-S」です。 ピロボールはスフェリカルベアリングという名前でテインから補修部品として販売されています。 テイン以外にもNMB販売などからも購入できますが、最近は値上がりしているようです。1個2500円で買えていたのに・・・・ 安いのだとヤフオクなんかで売っていることもあるので色々とチェックしてみましょう。 |
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使用した部品 |
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商品名もしくは部品名 |
部品番号 | 価格 |
ピロボール(スフェリカルベアリング) |
MBWTD18-207-T(タイ産) |
\7500/1個 (NMB販売) |
価格は2010.3現在 |
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使用した工具 |
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工具名 | 備考 | |
ソケットレンチ | 21ミリ | |
ディスクグラインダレンチ | 幅を調整できるものがよい | |
車高調レンチ | ||
ヘキサゴンレンチ | ||
CRC-556 | ||
ブレーキクリーナー |
新品ピロボールベアリングです。 テインから補修部品として購入することができます。 以前はNMB販売で1個2500円程度で購入できたんですが、今は値段が上がって1個7500円・・・・。高い(−−;) |
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まずは車から車高調を取り外し分解します。 そしてピロアッパーマウントだけを取り出します。 アッパーのセンターナットを緩めることで分離できます。 |
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写真のように車高調のアッパーシートに車高調レンチをかけセンターナットを緩めます。 センターナットは21ミリでした。 |
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ピロアッパーマウントからピロボールベアリングを抜き取ります。 アルミ製のロックプレートを外します。 このプレートはねじ込まれているので反時計周りにまわすことで外すことができます。 |
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ここは写真のディスクグラインダー(サンダー)のロックシートを固定する工具(ロックレンチと書いてあったけど正式にはなんていう名前なんだろう?)を使って作業するとすごく簡単です。 ホームセンターで380円で購入しました。 写真のようにスライドできるタイプのものがいいと思います。 |
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ロックプレートが外れたらピロボールベアリングを取り出します。 このときすんなり抜けない場合は上からプラハンでコンコンと軽くたたいてやるとすぐに抜けるでしょう。 CRCなどを使うとより楽に取り外せるとおもいます。 ピロボールベアリングが抜けたあとは水洗いして砂やホコリ、CRCなどを除去してきれいにしてあげましょう。 サビがあればペーパーでおとしておきましょう。 |
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取り外したピロボールベアリングです。 錆だらけでボールの動きもガクガクしていてスムースに動きません。(;´д`) |
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フロントのピロアッパーマウント構成部品をすべて分解すると写真のようになります。 ピロボールベアリングだけの交換ならここまで分解する必要はありません。 でも分解ついでに清掃もしておきたいので分解しちゃいました(^^;) ※分解前にマーキングをしておくことをオススメします。 |
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続いてリアの分解です。 ○印のナットを緩めます。14ミリでした。 このとき、センターロッドの切り欠き部分に8ミリのスパナをかけて緩めます。 |
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分解するとこのようにセンターナットカラーも外れます。 | |
リアアッパーマウントの裏側です。 フロント同様ロックシートがついているので取り外します。 |
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アッパーマウントを分解したところです。 分解はここで終了です。 |
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ここからが組み立てです。 写真は新品ピロボールベアリングです。当然動きもスムースです(`・ω・´) |
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新しいピロボールベアリングを装着します。 このときピロボールベアリングの側面およびアッパー側にモリブデングリスをうすく塗っておくと ピロボールベアリングがスムースに装着できます。 ※CRCは絶対に使わないでください。 |
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ピロボールベアリングを装着したらアルミ製ロックプレートをしっかりととりつければ交換作業は終了です。 | |
最後に車高調に取り付ければ完成です。 分解ついでに車高調本体のほうも掃除してあげましょう。 |
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続いて別タイプのアッパーマウントです。 テインHA DAMPERのリアに使われていました。 ○印のボルトを取り外します。ネジロック剤が使われているのでインパクトドライバー等があると便利です。 ※+ボルトではなく、ヘキサゴンボルトの場合もあります。 |
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ボルトを外すとプレートとピロボールベアリングが取り外せます。 | |
新しいピロボールベアリングを挿入した後、4本のボルトにネジロック剤を少量塗り締め付ければ交換完了です。 | |
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またまた別タイプのアッパーマウントです。 テインHA DAMPERのフロントに使われていました。 ○印のヘキサゴンボルトを外すと取り外せます。 ネジロック剤が塗られているので硬いです。 |
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外しにくい場合は、写真のようにストラットタワーにはめこんで作業すると簡単に取り外せます。 取り付ける際にはネジロック剤を塗るのを忘れないでください。 |
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分解するとこのようになります。 単純にピロボールを鉄の板で挟んでるだけのようです。 |
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クスコのピロアッパーマウントです。 COMP-Sのフロントに使われていたものです。 使われているピロボールもテインと同じNMB製 MBWTD18-207 です。 ○印のヘキサゴンボルトを外すと青い部分と銀色の部分が切り離せます。 |
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次に裏側の○印の2本のヘキサゴンボルトを取り外します。 先にこちらを外したほうが作業しやすいかもしれませんね。 外しにくい場合は、テインの欄にあるようにストラットタワーにはめこんで作業すると簡単に取り外せます。 ネジロック剤が塗られているので硬いです。 また、取り付ける際にはネジロック剤を塗るのを忘れないでください。 |
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分解するとこのようになります。 こちらもテイン同様、単純にピロボールを鉄の板で挟んでるだけのようです。 クスコはピロ部がスフェリカルベアリングではないアッパーマウントがあります。 その場合はベアリング交換ではなくアッパーマウントごと交換となります。 他社アッパーマウントも使えるので一般的なアッパーマウントに丸ごと交換しちゃうのも手でしょうね。 |