ピロテンションロッド取付

サンプル車:PS13シルビアK's
(LAST UPDATE:2005.1.8)
 

テンションロッドを調整式のものにしてみました。
これで、ブレーキング時の安定性を向上できます。特にS13系には有効だと思います。同時にニスモパワーブレースシステム2を装着するとさらに安定するでしょう。
また、調整式なのでキャスター角を調整することができ、挙動の味付けを変えることができます。純正がグリスでベッチョリ・・・なら交換すると激変しますよ!

作業は基本的にPS13での紹介ですがS14、S15などもほとんど同じやり方でOKです。

 

使用した部品

商品名もしくは部品名

 部品番号 価格
CUSCOピロテンションロッド 220-473-AS \30000

価格はすべて2004.3現在&税別
 

使用した工具

工具名 備考
ソケットレンチ 14、17、19ミリ
メガネレンチ 14、17、19ミリ
メジャー  
モンキーレンチ  
油圧ジャッキ  
リジッドラック  
浸透潤滑剤 CRC-556など

クスコのピロテンションロッドです。
ターンバックルで長さを変化させキャスター角を変えることができるようになります。
テンションロッドの役割はブレーキング時の姿勢維持、直進安定性の維持にあります。ゴムブッシュ部分をピロボール化することによってダイレクトなフィーリングを得ることができます。

ピロボールは防水&防塵のゴムブーツで覆われていて耐久性が向上しています。

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テンションロッドを外すにはアンダーカバーを外す必要があります。10ミリのボルトで数箇所とめられているだけなので簡単に外すことができるとおもいます。やぶれていたりしたらついでに補修 、もしくは金属製アンダーカバーへ交換しておきましょう。


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テンションロッドはキャスター角の変化を伴ってしまうので、現状とかわらないようにセッティングする必要があります。
今回はポスターカラーでマーキングし、長さを測るといった方法をとりました。フェンダー、ナックルの基準となる位置にポスターカラーでマーキングします。(2ヶ所)そしてその2つの長さをメジャーで計測します。メモはボディにでもかいておけばいいでしょう(爆)

まずは純正のテンションロッドをはずします。印の ボルト&ナットをはずします。
堅く締まっているのでメガネレンチでびくともしないときはCRC556を吹き付けてソケット+スピンナーハンドル+鉄パイプといったような組み合わせでやってみましょう。

※写真のテンションロッドは純正ではありません。

下の写真はロアアームを裏側からみたところです。印のナットを外します。
間違ってスタビライザーのナットをはずさないように注意してください。

取り外した純正テンションロッドです。
ゴムブッシュの部分が破れてしまって本来の働きをしなくなっています。

テンションロッドが取り外せたら、ピロテンションロッドをその長さにあわせます。ボルト、ボルト穴間の長さが同じになるようにします。 目分量でいいでしょう。
この段階ではまだ、ロックナット緩めたままにしておきましょう。

ピロテンションロッドを装着します。
ブラケット側、ロアアーム側ともにしっかりと締め付けておきましょう。

先にブラケット側を装着するほうが装着しやすいです。
ロアアーム側のネジ穴があわない場合はロアアームを前後にゆさぶって対処しましょう。

取り付けた後は先ほどマーキングした2ヶ所の長さを測り同じ長さになるようにテンションロッドの長さを調整します。
長さの計測はジャッキアップをした後に同一条件にて行うことをオススメします。

このようにターンバックル部分を回すことによってテンションロッドが伸び縮みします。
調整後はロックナットを軽く締めこんで完成です。

アライメント測定&調整もしておくとよりベターでしょう。